パンのお悩み解決

生地の配合時に水の量を間違えた時の対処方法

配合ミスで水の量を間違えた時の対処方法

うっかりレベルで配合ミスをするTON(@AntopanMorinari)です。

突然ですが、配合ミスでレシピに書いてある量より水を多く入れてしまった経験はありませんか?(私は1回や2回で済まないくらい経験があります)

配合率以上に水を入れ過ぎた生地はドロドロで生地として形を保つことが出来ない状態で、このままの状態では発酵もしないし、もちろん成型をすることも出来ません。

もしかしたら、諦めて生地を捨てたなんて方もいるのではないでしょうか?

もし、そのような経験をした方は、ドロドロの生地を適切な生地に戻す方法がありますので参考にしてもらえればと思います。

 

こんな方におすすめの記事です
  1. 水の入れ過ぎで生地がドロドロになった
  2. ドロドロ生地を正常な生地に戻したい
  3. いいパン生地を作る方法を知りたい

 

水分が多い生地(ドロドロ生地)の対処方法

水を入れ過ぎるとどうなるの?まず、誤って水の量を多く入れてしまい生地がドロドロになった場合の対処方法についてご紹介していきます。

配合ミスで水を多く入れてしまった場合は、まずは落ち着いて下記の行動をしましょう。

  1. 入れ過ぎた水の量を調べる
  2. (生地の形が保てている場合は)粉を足して整える
  3. (生地の形が保てないドロドロ生地は)入れ過ぎた水の量を除く小麦・副材料を足す

最初に入れ過ぎた水の量を調べることが重要で間違えて入れた水の量を把握することでどのくらい強力粉が必要かおおよその検討が付きます。

また、生地の形を保てている場合は強力粉を少量ずつ足していき、適切な柔らかさにしていくことで解決します。

もし、生地の形が保てないほどドロドロしている状態の場合は、強力粉だけ足しても副材料の配合率が減りレシピと違う味(薄くなる)恐れがありますので強力粉と副材料を入れる必要があります。

例として配合時に水を間違えて2倍量入れてしまい生地が形を保てないほどドロドロになってしまった場合どうすればよいか?

正解は水を除く強力粉と副材料も2倍にするです

先程も説明しましたが、強力粉だけでも生地を正常に戻すことが出来ますが、副材料が半分になってしまう為、本来のパンの味から遠ざかる(またはイースト不足で膨らみに欠ける)場合があります。少し面倒ではありますが計り直して配合率を合わせるようにしましょう。

 

配合ミスをせずにいいパン生地を作るには

ドロドロ生地になった場合の対処方法についてご紹介しましたが、配合ミスをせずにいいパン生地を作る為の方法について紹介します。

配合前
  1. 材料ごとに分けて計量
  2. 計り終わった後、もう一度確認をする
  3. 水は全部入れるのではなく気持ち残しておく(調整水)

当たり前のことでですが、個別に入れることによって目視で量を確認しやすく、また意識に残る分、配合ミスを起こしにくくなります。また、計量を終えて再度、確認をすることで配合ミスに気付くことが出来ます。

また、水を全部入れないで残しておくのは、生地の固さを調整する為です

レシピ通りに作るからと言っても気温や湿度で必要な水分量が変わってきます。その為、調整水として水を残しておくことで生地が柔らかい場合はそのまま捏ね、固い場合は水を足して生地の固さを調整することが出来ます。

 

まとめ

  • 多少の生地の柔らかさは粉を足して整える
  • 生地の形を保てていないドロドロ生地は粉と副材料を足して元に戻す
  • 配合時には水を全部入れない

ドロドロ生地の対処方法についてお話ししましたが、一番は配合ミスを起こさないことです。また、配合の際はとにかく集中することや材料の確認の際は指差し確認もとても効果です。

ちょうどいい生地を作るって意外に難しいです。その点については回数を重ねて見極める力を付けましょう。

もし、配合ミスで生地がドロドロになった場合には参考にしてみて下さいね。