パンづくりに欠かせない材料イーストですが、イーストには主に生イーストやドライイースト、インスタントドライイーストの3つがあります。
その3つのイーストは、それぞれ使い方や賞味期限の長さ、保管方法、取り扱いの難易度も違います。
でも、初めてパン作りに挑戦する方には、どのイーストが自分に合っているのかわかりませんよね。
そんな方はまず、インスタントドライイーストを選んで下さい。
インスタントドライイーストは他の2種類のイーストと比べ取り扱いが非常に簡単です。
今回は扱い易いインスタントドライイーストについてお話ししていきます。
- パン作りに挑戦しようと作り方を調べている
- どのイーストを選べばいいかわからない
- インスタントドライイーストを使い方や保管方法を知りたい
イーストについて
まず、簡単にですがイーストには2つの役割があります。
- パン生地を膨らませる
- パンに風味を持たせる
イーストに含まれるイースト菌は、糖分を餌にしてアルコールと炭酸ガスを発生させます。この炭酸ガスの作用によりパンが膨らみます。
また、イースト菌だけでは発酵(生地が膨らむ)はしません。理由は小麦粉に含まれるグルテンと言うタンパク質が炭酸ガスを逃がさないようにしている結果だからです。
パン生地が膨れるのは、グルテンとイースト菌の働きによって成立しています。
他、イースト菌から発生するアルコール成分はパンに香りをつける働きがあります。こちらも欠かせない要素の1つになっています。
初心者向けのイースト選び
ここでは初心者向けのイースト選びについてお話していきます。
冒頭でも話しましたが、初めてパン作りをする方にはインスタントドライイーストをおすすめします。
生イーストやドライイーストもありますが、その2つのイーストは一旦忘れてもらっても構いません。
最初のステップアップとして、今日はインスタントドライイーストだけを覚えて貰えれば幸いです。
インスタントドライイーストの特徴
- 予備発酵不要!そのまま使える
- 賞味期限が長い
- 保管が簡単
予備発酵不要!そのまま使える
まずは予備発酵が不要と言うのは、作る上で手間を減らすことが出来ます。この予備発酵とは使う前に水で溶かして泡(発酵)が出るまで待つことですが、インスタントドライイーストは予備発酵なしでそのまま配合をして大丈夫です。
賞味期限が長い・保管が簡単
インスタントドライイーストは未開封であれば2年と賞味期限が長いです。また、保管も冷蔵もしくは冷凍庫に入れておくだけでいいです。
インスタントドライイーストの選び方
インスタントドライイーストが発酵力・保存性に優れていることがわかりましたが、ここではインスタントドライイーストの選び方についてお話ししていきます。
インスタントドライイーストを使用する際に注意点として、
作りパンによってはインスタントドライイーストを使い分ける必要がある
インスタントドライイーストには通常タイプと耐糖性タイプに分かれています。
無糖タイプとは、フランスパン(=リーンなパン)など砂糖を使う量が少ない又は使わないパンに適したイーストです。
まとめ
- 初めてのパン作りはインスタントドライイーストを使用する
- 作りたいパンでイーストを使い分ける
- プロも使用しているサフシリーズがおすすめ
まずはインスタントドライイーストでパン作りをして、慣れてきたらドライイーストや生イーストにも挑戦していいと思います。
私自身も使いやすさや保管のしやすさでインスタントドライイーストは愛用しています。
特にサフシリーズはメジャーで業務用スーパーなどですぐに手に入ります。
これからパン作りに挑戦しようと思っている方は、インスタントドライイーストから始めてみましょう。