- 余り生地の使い道がわからない
- 余り生地の保管方法を知りたい
- 余り生地の活用方法とは?
- 生地を加える上での注意点はあるの?
パン作りで生地が余ってしまい使い道に困ったことはありませんか?
ピザ生地や丸パンなどにして生地を使い切ってもいいですが、私のような1人暮らしの場合は必要以上のパンを作ってもなかなか消化できないのが現状です。
では、余った生地は捨てているのか?
いえいえ、そんな勿体ないことはしませんよ。ちゃんと余った生地は次回の生地に活用しています。
今回は「パン作りで余った生地の活用方法」についてご紹介していきます。
生地が余った時は対応について
余った生地は次回にどのようにして使用するのか?
使用方法は簡単で、次にパンを作る際に解凍した生地を「捏ねの工程」で一緒に混ぜ込むだけです。
そうすることで無駄なく生地を使うことが出来ます。
しかし、簡単に一緒に混ぜ込むだけと言いましたが、注意点もいくつかあるので手順と一緒に注意点もご説明していきます。
余った生地の活用方法の手順
まず、余った生地はラップに包んで冷凍保管を行います。その後は、使うまでは冷凍保管のままで大丈夫です。
次に余った生地を使用する際には手順として3つの方法で解凍します。
- 作る前日に冷凍庫から冷蔵庫に移動させる
- 当日に常温解凍する
- オーブンレンジの発酵機能で解凍する
作る前日に冷凍庫から冷蔵庫に移動させる
前日に冷蔵で解凍することにより、翌日使いやすい状態で余り生地を使用することが出来ます。一番はこの方法がおすすめです。
当日に常温解凍する・オーブンレンジの発酵機能で解凍する
急遽、余り生地を使用する際は常温解凍またはオーブンレンジの発酵機能等で解凍することにありますが、生地の量によりますが解凍されるまで時間を要します。出来れば前日に冷蔵庫に移動するように心掛けましょう。
余り生地を混ぜる当たって注意点
![生地を混ぜるタイミング](http://antopan.net/wp-content/uploads/2022/07/82bbfd9c9acb6620fca82e518af5b86f.png)
- 出来るだけ同じ配合(似た配合)の生地を使用する
- リッチなパン向けの方法
- 混ぜる量は「新しい生地8:余り生地2」
- 古い生地を使用する場合はイースト少し加える
出来るだけ同じ配合(似た配合)の生地を使用する
当たり前のことですが、出来るだけ同じ材料を使用する生地に混ぜ込みましょう。例えばフランス生地に菓子生地を混ぜ込むとフランス本来の味が損なわれる恐れがあります。
※この方法はリッチなパン(菓子パン生地)向けです。
新しい生地8:余り生地2
「8:2」とは、混ぜる割合を示しています。
先程同様、似た配合の場合でも余り生地の割合が多くなると本来の配合バランスが崩れる恐れがあります。バランスを崩さない意味でも「8:2」を目安としましょう。
例として、100g生地を作りたい場合は、新しい生地80g・余り生地が20gとなります。
古い生地を使用する場合はイースト少し加える
余り生地と一括りにしても冷凍庫に保管して1週間程度のものもあれば1カ月経過した生地もあると思います。
冷凍しているとは言え、時間が経過するほどイースト菌の力も弱くなっていきます。古い余り生地を使用する際はイーストをいつもより少し多くするようにしましょう。
まとめ
- 余り生地は冷凍庫で保管
- 使用する際は作る前日に冷蔵庫に移して解凍する
- 混ぜる割合は「8:2」を目安に!
余り生地の使用は無駄なく生地を使用するだけではなく、生地のボリュームが良くなります。イメージとしては中種法に近い手法になりますね。
もし、余り生地が出て作るパンがない場合や作れるほどの量が出なかった場合には試して貰えればと思います。